呪いの水 💀 ウォーウォーター

 

ウォー・ウォーター War Water  

マーズ・ウォーター Mars Water とも

アイロン・ウォーター Iron Water  とも呼ばれる。

 

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ローマ神話の戦の神マーズで、マーズ・ウォーター。火曜日に仕込めと書いてあったものはここから来ているっぽい。戦で敵にダメージを与えようというもの。

もともとフードゥー Hoodoo のものではないけれどフードゥーのものとして認識されているとか。フードゥーはブードゥーに近いものと考えてよさそう。アフリカから連れて来られたスレイブの方々が信仰していたもので、アメリカのミシシッピデルタあたりで根付いたものをフードゥーというらしい。

 

この水はかなり幅広い使い方ができそう。

相手を呪う、もしくは自分が呪われているなら自己防衛の呪い返しとしてなどなど。

 

ウォー・ウォーターの材料と作り方

  • 鉄のクギ
  • ガラスの瓶

 

クギは新しいものより、古い棺桶にささっていたようなものがいいらしい。海外サイトではネット販売しているっぽい。

水もできればお墓などで溜まっている水がいいらしい。沼とか。イメージとして河童がいそうなおどろおどろしい沼の水でもいいかも。

瓶は口の広いもの。100円ショップでもあるだろうし、パスタソースが入っていたようなのでいいかな。

 

作り方は、瓶にクギを入れ、浸るくらいの水をいれて放置。さび水は茶色を連想していたが、真黒なので、さびというより鉄分なのかも。

オプションとして、何か強力なものを加えるといいそう。スパニッシュモスがいいらしい。お墓の土や自分の尿を入れるというのもあり。

作っている時は、この作業に集中すること。電話などはオフにして、部屋のドアも閉じておき、中断されないようにする。

これをさびてくるまで放置する。数か月か。細菌の繁殖をおさえたいなら冷蔵庫に入れよ、というものもあったが、自分の食べるものと一緒にしておきたいかどうか…。

絶対に自分の家には入れないという意見もあった。これはなんとなく理解できる。離れの物置などあればいいが、アパート、マンション暮らしでは置き場に困るかも。お墓に置けたらいいかもね。

黒い布にくるんで保管しておくといいそう。

 

 

一週間後、フタをあけて空気を入れてさらにさびやすくする。

 

十分に黒く出来上がったら 、このままでも使えるが、さらに別の瓶にまず以下を入れ、この水を注ぎ入れる。

  • スパニッシュモス【もっと黒さとおどろおどろしさと悪臭を加えられる】
  • 【特定の人にターゲットをしぼる役割をする。相手の家の前にまいたとしても、他の家族のメンバーには影響を与えず、その人だけに】
  • イエロークローバー(黄色い花をつけるクローバー)【抗凝固作用をもたらす】
  • 墓場の土【死ぬほどの苦しみをもたらす】

これらを加えると強力になる。4日間で出来上がり。

 

やはり海外のサイトではすでに出来上がったウォーウォーターが販売されているもよう。

 


Basic War Water

 

ウォー・ウォーターの使い方

用意したウォー・ウォーターの瓶を地面で割る。呪いたい相手の玄関口などがいい。その上を通った人が呪われることになるらしい。

瓶ごと割らなくても、呪いたい相手の家の周りに水をまくだけでもいいようだ。

家でなくても、そいつの仕事場でも、とにかくよく通るところにまく。

まいたら、そこから離れる。去るときは、けして振り向かないこと。次の日の日が暮れるまでそこは見ないようにする。

 

別のカラ瓶に呪う相手の写真や名前など書いた紙を入れ、アイビーの葉とウォーウォーターも入れる。さらに黒いインクを入れてもいい。瓶を逆さまにして埋める。

 

自分の家の周りにまいても、魔除けとして使えるそうな。

 

さらにウォー・オイルとウォー・パウダー

ウォー・ウォーターをつくった時のクギを乾かす。

錆の粉をクギからはがす。小さじ1/8くらいをパウダーに、残りをオイルに使う。

 

ウォーオイルの材料と作り方

  • 腐った酸化した悪臭のするオイル(オリーブオイルは悪臭が強い、他のオイルでもいい。ミネラルオイルではない方がいい)1リットル
  • 石炭【相手が逃げられないようにする】小さじ1/2
  • 硫黄【苦しみや不快感を増す】
  • ライム【幸せや喜びを吸い取り、苦しみから逃れられなくする】
  • オニキス【孤立させる】
  • クオーツかガラスの小さいレンズ【これも特定の人に絞る。レンズに相手の名前を書くといい】

空き瓶にまずオイル以外を入れ、そこへオイルを注ぐ。

オイルは火あぶりのような罰を与えるという意味がもともとある。

改心の余地がないような相手は罰することで中和させられる。

これで相手がいい人間になるということで、実は相手のためになってしまう。

 

ワ―・オイルの使い方

自分は手袋をして、その相手が触るものに少し塗っておく。車のハンドルとか、郵便ポストのつかむところとか、ドアノブとか何度も触るものなら何でもいい。手袋はすぐ捨てること。

 

もっとさらにウォー・パウダー

残りのさびの粉を使う。

ウォー・パウダー材料と作り方

  • ライムパウダー【オイルでの説明と同様の役割】
  • コリアンダーシード【目的を果たすことを助けてくれる】
  • イラクサの棘【苦しみを増強させる】棘のある植物で代用可
  • イエロークローバー【オイルでの説明と同様の役割】
  • ブルーベリー【混乱をもたらす】

これらを乳鉢に入れ、乳棒で粉にする。

使った用具は、終わったらすぐに全て洗うこと。呪い用で専用にして、他のとは別けておいた方がいいかもしれない。

ウォー・パウダー使い方

相手が通るところにまいておく。

 

ウォー・ウォーター、ウォー・オイル、ウォー・パウダーは、戦を招くもの。この戦で死人が出るものではないが、死ぬほどの苦しみを味わうかもしれない。

すべて自己責任で!要注意( ಠωಠ)

 

 

闇を覗いてみよう

いい言葉だと思った。

 加門七海『お咒い日和』より

 

光の世界は安心できるが、限定的だ。

闇は危険だが、無限の世界だ。

ボーダーレスな闇に身を置いて、浸食されるか、浸食するか。

成否のカギは、まさに各人の心の持ちよう。

闇を恐れ、闇に近づく魂の強さにかかっているのだ。

 

今まで光ばかり見ようとしてきた。

闇を無視しようとしてきた。

闇の世界のことを考えることすら、いけないことと思っていたかも。

これからはあえて闇を覗いてみたい。

じつは無限の世界があるのかもしれない。